7T-01
災害時利用を念頭に置いたイーサフォン音声通信システム
○村瀬穂貴,小高知宏,黒岩丈介,白井治彦(福井大)
災害発生時には情報伝達手段の確保が重要である.しかし,基地局の損壊や停電によって,平常時の通信手段は利用が困難になる.この問題を解決するために,アドホックネットワークを利用した災害時通信に関する研究が多数行われている.本研究では,福井大学が特許を有する通信技術である,イーサフォンを利用した災害時通信を検討する.イーサフォンは,OSI参照モデルにおける第2層以下のイーサネットの機能のみを用いる通信技術である.LAN内の機器へブロードキャストで通信するため,複雑なルーティングの必要がない.本研究は3台の端末を用意し,無線イーサフォンの通信実験を行った.

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