7R-01
不確実な状況における条件文の三値・確率論理的解釈
○並木尚也,高橋達二(電機大)
「AならばB」という形式をとる条件文は, 因果関係やルール、約束などの記述とコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしている. 条件文の解釈については古典論理学では実質含意 (¬AまたはB) とされるが, 実際の人間が行う解釈とは隔たりがある. 新パラダイム推論心理学によれば, そのような人間の論理を正確に記述するためには, 従来の二値論理では不十分であり, 不確実性を許容する体系が必要であるとされ, また条件文に対する解釈は条件付き事象 (B|A) に対応すると考えられている. 本研究では様々な種類の条件文に対して三値論理での真理値表を構築させる実験を行い, 新パラダイムの適用範囲の拡張を試みる.

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