7N-06
ニューラルネットワークを用いた色覚異常者の色同定支援
○庵原隆太郎,大槻沙央里,篠沢佳久(慶大)
特異な色覚を持った人(色覚異常者)は,一般の色覚を持った人(一般色覚者)と同様な色情報を受け取ることができない.本研究においては,色覚異常者が一般色覚者と同様の色同定(ある色の色名を特定)を可能にするために,色覚異常者に提示する色を変換する色同定支援システムの作成を試みる.色覚異常者への色変換の支援を行うためにニューラルネットワークを用いるが,その入力値として用いるLMS錐体の反応値に対し,個人ごとに補正変換を行うことで最適な反応値を予測し,色変換の精度を向上させる.その結果,色覚異常者の色同定に関して約70%の支援を行うことがわかり,提案手法の有効性を示すことができた.

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