7J-07
遺伝的アルゴリズムによる複雑ネットワーク上のコスト付汚染拡散最小化問題へのアプローチ
○和泉元陽介(京都情報大)
複雑ネットワークにおいて好ましくない情報の拡散を防ぐ有効な戦略の開発は重要課題であり、これまでにいくつかの研究がなされてきたが 、単位時間あたりに除去できるノード数やリンク数の制限については考慮されていなかった。しかしながら、現実問題では単位時間あたりに接種できるワクチン数などに制限がある場合が多い。よって単位時間当たりに除去できるノード数やリンク数に制限(コスト)を設け、コスト付き汚染拡散最小化問題の最適解を求めることを目的とする。本論文では、ICモデルに対して、単位時間当たりに除去できるノード数やリンク数に制限を設けたコスト付き汚染拡散最小化問題に対し、遺伝的アルゴリズムを用いて次数、直径、ページランクおよび、クラスター係数に基づいた除去法を最適に組み合わせる。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会