7G-05
誘導結合通信リンクを用いた3次元直線状ネットワークの予備評価
○野村明生,松谷宏紀,天野英晴(慶大)
誘導結合通信を利用したチップ間通信インタフェースThruChip Interfaceと、3 つの入力および出力を持つルータで構成される3次元直線状ネットワークについて、パケット転送性能の予備評価を行う。本ネットワークでは、ルータの仮想チャネルのバッファ空き状況を伝達するACK信号を、逆方向リンクを用いてピギーバック方式で転送するため、スループットに幾分影響が出ると予想されていた。評価より、転送負荷が大きくならない限りは性能への影響は小さいことがわかり、Zero-loadレイテンシはピギーバック制御をしない場合と比べて、最大でも約3.2%の増加にとどまる結果となった。

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