7C-02
災害時におけるEVの残留エネルギーを考慮した目標地選択と避難経路探索手法の提案
○今西智哉,神戸祥夫,西 宏章(慶大)
災害時,避難所において電力を確保するためのバッテリーが必要である.近年では電気自動車(EV)の残留エネルギーを避難所での動力源として利用することが考えられている.カーナビゲーションシステムは緊急時などに避難経路を示すことができる.そこで本研究では複数ある避難施設へのEVの配置パターンを考慮することで,経路誘導をするためのアルゴリズムを考案する.また災害情報の共有について、EV間のすれ違い通信のみでは情報の拡散に遅延が生じるため,ドローンなどの高速移動体をもちいてメッセージ拡散の高速化を促すメッセージフェリー方式を考える.これらについて五島列島の海岸沿いをターゲットとしてシミュレーションを行い,現実的なEV配車や避難経路,ドローンの移動経路を評価する.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会