7B-01
カードゲーム「籠城」の成功可能性に関する一考察
○新谷敏朗(福山大)
トランプの一人遊びのひとつである「籠城」について、場に空列が3個以上できればほとんどの場合成功することが計算機実験により明らかになっている。筆者はこの性質が常に成り立つという仮説を提出した。つまり、このゲームが成功するための十分条件として「場に空列がN個以上できること」という命題を考えるとき、N=3であるという仮説である。空列の個数が8になることがゲームの成功の定義なので、N=7以下が考察の前提条件である。その仮説を証明する試みの過程でN=3の場合に対する反例が見つけられた。空列が4個ある局面では成功しない例は見つけられていない。これらの例とNの下限に対する考察を行った。

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