7A-05
費用見積のための資源配分を考慮した競争入札戦略
○高野祐一(専修大),石井信明(文教大),村木正昭(東工大)
プロジェクトの請負契約を対象とした競争入札では、入札者はプロジェクトに要する費用を見積もり、その見積額に利幅を乗せて入札額を決定する。しかしながら、建設プロジェクトやITプロジェクトの費用を正確に見積もることは難しく、入札額は見積額の不確実性に強い影響を受ける。見積作業に多くの人的/時間的資源を投入すれば見積精度は向上するが、見積作業には相応の費用がかかる。したがって入札者は、費用見積のための資源配分を考慮して入札戦略を決定する必要がある。本発表では、費用見積のための資源配分と入札利幅を同時に決定する最適化モデルを提案し、解析解の導出と数値実験の結果について報告する。

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