7A-03
経済社会データおよび環境データを用いた空間評価指標の大規模計算
○佐藤彰洋(京大),榎峠弘樹(Triton Re),Tae-Seok Jang(SNU),澤井秀文(NICT)
リスクとは危険にさらされる経済的価値と危険の発生頻度および脆弱性(社会的対応の度合い)の積として評価され、これらは時間と場所に強く依存している。本研究では、大陸型の巨大津波を想定し、社会的な対応の度合いを示す脆弱性を1と仮定した物理的エクスポージャーの計算を世界規模で行った計算結果について報告する。危険の発生頻度として特に大域的な影響を与える可能性のある津波に着目し、NOAA Tsunami Information Centerが提供する過去1000年間の津波上陸記録データおよび、標高メッシュデータを用いて、各メッシュごとに一般化パレート分布を用いた統計的手法によりパラメータの推計を行った。各メッシュ近傍での津波上陸高さデータを用いてメッシュ内の一般化パレート分布のパラメータ推定を行い、標高以上の津波が上陸する頻度の推計を行った。

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