情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

スマートフォンの普及に伴い，ソーシャルメディアの投稿で実世界を観測するソーシャルセンサの活用が期待されている．例えば，学祭などのイベントにおいて参加者が他の参加者の意見の動向を知ることができる．本研究では，ソーシャルメディア及びオープンデータを用いて誰でも情報の収集及び分析をすることができるシステムの実現を目的としている．本稿では，複数のソーシャルメディアから収集したユーザ情報及び，テキストの地理情報と感情極性を分析した結果を地図と複数のグラフを用いて可視化するシステムを試作した．透明レイヤー上に表示したそれら可視化した結果を重ね合わせることで複数の情報間の相関関係を分析することを支援する．