6ZB-05
ポイントクラスタ法による膝の動作解析を支援する3Dビュワーの作成
○山本志帆,鈴木昭二(はこだて未来大)
膝関節の動作解析は,治療やリハビリの効果を定量的に検証するために重要視されている.従来,X線検査やCTが用いられてきたが,歩行や階段昇降などの日常的な動作を対象とした計測ができなかった.また,X線を用いる方法のため,被爆の恐れがあり撮影回数や撮影空間が限られている.そこでモーションキャプチャを用い,非侵襲で動作中の膝の動きを計測するポイントクラスタ法(以下,PCT)が提案された.しかし,PCTは固定した脛骨に対する大腿骨の動きを算出することから,脛骨の動きがないために観察される膝の動きとの対応がとりにくいという課題があった.そこで本研究では,PCTから得た膝の動作解析データより脛骨の動きを計算し,大腿骨と脛骨の動きを可視化する3Dビュワーの作成を行う.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会