6ZB-03
Wiiバランスボードを用いた立位荷重リハビリ機器の開発
○金丸侑賢,神屋郁子,下川俊彦(九産大),梅崎浩嗣(原三信病院/香椎原病院),榊 泰輔(九産大)
 骨折や靭帯損傷などにより患肢に体重をかけて歩行できなくなった患者の歩行訓練において、部分荷重の訓練がある。これは、患肢に対して決められた割合の荷重をかけることで、荷重の程度を覚えてもらう訓練である。従来、患肢にかかる荷重を計測するために、一般的な体重計を用いてきた。導入が容易であるという利点はある一方、荷重の確認のため体重計を目視する必要がある。このため、頭部が前方へ傾くことにより重心の移動が起こることや、下を見る癖がついてしまうという欠点がある。
 本研究では、WiiバランスボードとPCを組み合わせたリハビリ機器を開発した。本機器では視線を前方に向けたまま荷重が確認できるようになり、またゲーム的要素を取り込むことにより、楽しんで訓練ができるようになった。

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