情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

本研究ではシャボン玉の儚さを用いた消えるARメッセージを付加するシステムを提案する.儚いものといえば一般的にはシャボン玉,花火,桜などが挙げられる.人が感動的に思いを伝えるには打ち上げ花火の時に伝えるといった「特別な環境」で伝える事でより強く相手に印象づけることができる.そこで,シャボン玉を用いることで気軽に特別な環境を作り出し,かつシャボン玉の「消える」性質は儚さを演出できることに着目した.また、大人数よりも個人に対して思いを伝える方法がより「特別感」がある.本研究では個人に思いを伝えられる「消えるARメッセージ」と「シャボン玉の儚さ」を掛けあわせることで強く印象に残る思いを伝える手法を実装した.