情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

筆者らは、室内などの空間内で誰でも利用でき、利用者の手の動きに追従するユーザインタフェース（UI）の実現方法を検討している。本研究では、深度センサとプロジェクタを上方に設置し、深度センサで手の位置を認識してその座標に合わせるようにプロジェクタから手のひらにUIを投影する。複数人の手の動きに追従してUIを投影するために、深度情報を可視化した画像の局所特徴量を用いて手を認識する方法について検討した。深度情報を可視化した画像を用いることで、色や照明のような環境の影響を受けずに物体認識ができる。本論文では認識方法と試作システムの概要について述べる。