6X-07
カメレオン効果を利用したユーザが話しやすいエージェントの検討
○林 義弘,藤井叙人,片寄晴弘(関西学院大)
人の社会的相互作用の特徴の一つに無意識的な模倣がある.人は無意識に他者の仕草や振る舞いを模倣し,また被模倣者は模倣者への好感度を上昇させるというカメレオン効果が知られている.また,話しやすさの向上には対話相手への好感度が影響していると考えられる.ゆえに、カメレオン効果は話しやすさの向上に貢献すると期待される.しかし、模倣には遅延等の制御パラメータが存在し,制御パラメータの違いが異なるコミュニケーション効果をもたらす可能性がある.本研究ではユーザの話しやすさの向上のため,模倣動作の最適な制御パラメータについて考察する.調査の結果,模倣の遅延・頻度・ゆらぎを適度に制御することで,ユーザの話しやすさが向上することを確認した.

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