6X-04
感情推定と知識獲得機能を有する対話システムの構築
○松井辰哉,萩原将文(慶大)
本論文では、人間とロボットのインタフェースを担う対話システムの構築の改良、並びに新たな手法を提案する。具体的には、まず機械学習の一手法であるStacked Denoising Autoencoders(SdA)により、音声特徴394次元を用いてユーザの感情を推定した。推定する感情は平静、喜、期待、受容、恐、悲、怒、厭、驚の9感情である。
また、音声認識を行い自然言語処理結果とのマルチモーダルにより、最終的なユーザの発話感情を決定した。これら2つのアプローチより、ユーザの感情推定の精度を高めることを目的とした。さらに、ユーザの発話内容を推定するために話題イベントという、文意を限定する手法を導入し、ユーザ満足度の向上を図った。最後に被験者に提案システムと対話してもらい、評価を頂いた。

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