6T-01
DTNでのコンテンツ配信のための宛先エリアと移動経路エリアに基づくルーティング方式
○岡本一晃,高見一正(創価大)
近年、災害時の通信手法としてDTNが注目を浴びている。しかし、携帯端末も中継ノードとして活用するため、災害時のみに特化したDTNでは実装の費用対効果が低い。そこで本稿では、DTNを活用した日常的に利用可能なサービスとして特定の地域に対するコンテンツ配信を想定し、その実現のための宛先エリアおよび移動経路情報ルーティングを提案する。宛先エリアでは、バンドルの宛先を固有の識別子ではなく位置情報を利用した範囲指定で表現する。移動経路情報ルーティングでは、特定の移動経路を巡回するバスや電車を中継ノードとして、その移動経路情報をルーティングおよびバンドルの到達の可否の判断に利用する。

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