6S-04
IEEE802.11の起動にIEEE802.15.4のデータ転送を用いた消費電力の低減手法の検討
○青木香奈,村上厚介,小林秀幸(仙台高専)
IoTの普及に伴い,低消費電力なセンサデバイスによる大容量な通信の需要が高まることが予想される.本稿ではIEEE802.11の消費電力の低減を目的としてIEEE802.15.4を使用した手法を提案する.IEEE802.15.4は低消費電力のセンサネットワーク向けの通信規格であるが,低速であるため動画などの大きいデータ量の送受信には適していない.また,データ量の大きい伝送に適したIEEE802.11をIoTに適用した場合,消費電力の大きさが問題となる.本手法は消費電力の大きいIEEE802.11を使用時以外スリープ状態にし,スリープ状態から復帰する場合はIEEE802.15.4を用いて起動信号を伝送し消費電力を低減するものである.

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