6R-05
多様なIoT環境に追従可能な優先度制御機構の検討
○橘 拓馬(静岡大),古都哲生(メガチップス),峰野博史(静岡大)
モバイル通信の普及等に伴い,IoT(Internet of things)は今後も発展が予想される.発展に伴いIoTデバイス一台当たりの通信量も増大すると見込まれ,増大したデータを安定して通信できるモバイル通信が今後必要となる.しかし多くのモバイル通信は通信レートを保証しておらず,アプリケーションが要求する通信を安定して行うことが難しい.
本稿では,アプリケーションが要求する通信を不安定なモバイル通信上で実現するIoT向け優先度制御機構を提案する.本手法では,時刻や種類等のメタデータとアプリケーションの要求から優先度を定義して,個々のデータの送信順序を制御する.本手法により通信負荷を削減し,不安定なモバイル通信を利用したIoTの実現を図る.

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