6R-04
IoTにおける機器のリソースを考慮した動的な分散処理を行うデータ収集システムの提案
○高林佳稀,小林秀幸,高橋晶子,千葉慎二,早川吉弘(仙台高専)
近年,様々なモノが自律的に通信を行うIoTが注目されている.IoTでは多数のモノがインターネットに接続するためサーバのオーバーヘッドの増大が懸念されている.オーバーヘッドを低減する方法の一つとしてMQTTを用いたスループットの向上が挙げられる.しかしながら,スループットの向上に伴いサーバは短時間で多くのデータの処理を行う必要があるためサーバの負荷が大きくなる.そこで本研究では,モノとサーバの通信の仲介を行うIoTゲートウェイのリソースの状態に応じて,処理をサーバからIoTゲートウェイへ動的に分散する手法を提案する.提案手法により,処理の分散が容易となり,今後増加していく機器に対してサーバの負荷を抑えることができる.

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