6Q-05
会議における発言の音響的特徴と言語的特徴に基づく自動評価
○岡本康佑,松原茂樹,長尾 確(名大)
大学のセミナーなどの会議において参加者が発言を互いに評価し、その評価を発言者に提示することで議論能力の向上を促すことができる。しかし、人が客観的に他者の発言を評価することは難しく、評価者の負担も大きい。本論文では、会議中の発言を音響的特徴と言語的特徴に基づいて評価し、評価結果を発言者に適宜提示するシステムを提案する。発言者の音声を分析し、声の大きさ、抑揚、話速、無音区間等の音声特徴をもとに発言を評価し、それに基づくアドバイスをリアルタイムで発言者に提示する。また、会議終了後に議事録中の発言間の結束性を計算し、発言が議論の流れに沿っているかを評価する。実際の会議での運用を通して提案システムの効果を確認した。

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