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解の頑健性を考慮した提携構造形成問題のための提携構造可視化システムの試作
○中野克哉,大囿忠親,新谷虎松(名工大)
提携構造形成(CSG)問題の新しい形態の一つとして,提携構造の頑健性に着目した研究がある.提携構造の頑健性を検証する場合,任意のエージェントの離脱を考慮し,社会的余剰の変化を調べる必要がある.社会的余剰とは,提携が形成されることによる利得の総和を指す.ある提携構造からエージェントが離脱する場合,社会的余剰の変化は計算可能であるが,計算結果を逐一コンソール上に表示することは面倒である.本研究では,指定したエージェントが離脱した場合の社会的余剰の変化をインタラクティブに表示するシステムを試作した.本システムを用いることで,エージェントが離脱する場合のシミュレーションが容易になると期待できる.

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