6M-06
動学的意思決定におけるゲームの構造学習の分析
○今川裕貴(一橋大),下川哲矢(東理大)
この論文では、環境変化がある場合の人々の動学的学習過程をモデル化する。より具体的には、ゲームの構造が変化する状況下において変化確率を学習するモデルを構築する。学習理論の先行研究(Erev and Roth(1998))では、実験データ(ゲームの構造学習を含まない)を基に、強化学習モデルの適合度について分析し、このモデルの実験データに対する説明力が高いことが報告されているが、このような結果が、構造学習を含むゲーム実験においても果たして拡張可能か否かを検証し、より記述力を持った代替モデルを提案する。このモデルは、サッカーにおけるPKのような構造学習が不可欠な状況などにおいて想定している。

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