6J-03
頂点のもつ可変量の均等化を利用したグラフの分割状況に対する辺の重要度算出手法
○濱田賢人,篠宮紀彦(創価大)
情報ネットワークの通信リンクの重要性を示す指標として,グラフへのモデル化を用いて中心性という概念が研究されてきた.本稿では,近年提案されている管理範囲が論理的に分けられた情報ネットワークを想定し,グラフにおける辺の重要度を定量化する手法を提案する.本手法では,頂点重み均等化とよばれる各頂点に与えられた可変量の均等化手法を用いて,グラフから各辺を取り除く前後の均等化時間の差分をもとに,辺の重要度を算出する.また,シミュレーションによって,算出された重要度の値が高い辺の,グラフ上での共通の特徴を考察した.

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