5ZD-05
震災情報を考慮した観光情報提供システムに関する考察
○萬 直之,阿部昭博,市川 尚,富澤浩樹(岩手県大)
岩手県宮古市では,防災学習プログラムや震災遺構の保存など,観光の復興に取り組み始めているが,沿岸地域を訪れる観光客の割合は東日本大震災の前年の7割程度に留まり,依然課題となっている.そこで我々は,観光情報に加えて震災関連情報を提供することで,震災遺構と観光スポットを合わせて周遊することを目的とした観光プラン立案システムの開発を検討している.しかし,東日本大震災は負の経験であり,震災情報の提供については立場によって意見が分かれることから,システムのステークホルダーを把握し,意向を分析する必要がある.本稿では,宮古市関係者等を対象にステークホルダー分析を行い,それらの意向を反映したシステムのあり方について考察する.

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