5ZD-04
災害弱者を考慮した避難経路アプリケーションの研究
○佐々木健,柴田義孝,橋本浩二(岩手県大)
日本は地震や台風,火山噴火など災害が多く発生している.その際に,高齢者をはじめとする1人での避難が困難な人や災害情報を取得することが難しい人々があり,大きな課題となっている.実際に,東日本大震災の死亡者の66.1%は高齢者であり,避難を援護し,促す必要がある.また,救助側の消防団員は住民への避難の呼びかけ,水門を閉める作業などによる逃げ遅れにより254人が犠牲となった.さらに,災害時にSNSを利用することで,リアルタイムでの情報のやり取りが活発に行われ,携帯端末からの現地情報の発信によりマスメディアよりも速報性がある.このことから,災害弱者を考慮した避難経路アプリケーションについて提案する.

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