5Z-07
読譜時の視行動時空間軌跡パターンとピアノ演奏技能の関係
○笠原翔平,中平勝子,北島宗雄(長岡技科大)
一般的にピアノ演奏は,楽譜を読み,楽譜に記載されている記号を認知して演奏行動が行われる.したがって,ピアノ演奏技能は読譜時の認知が円滑に行われることで向上し,それらは読譜時の視行動に表れると考えられる.本稿では,読譜時の視行動を視線移動の時空間表現により得られる軌跡パターンとして捉え,ピアノ演奏技能との関係を示す.視行動軌跡は,時刻tにおけるxy平面に定義される楽譜上の注視点 (x (t),y (t))の時系列データである.ピアノ演奏技能の違いは,一回の停留の間に認知する楽譜の領域の違いとなって現れると考えられので,一回の停留の間に記録される視線移動の時空間軌跡パターンとピアノ演奏技能レベルを関係づける.

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