5X-02
要素間補間による共回転系弾性体の高速化
○福原吉博,斎藤隼介,成田史弥(早大),森島繁生(早稲田大学理工学術院)
共回転系弾性体は大きな変形に対してロバストであるため、コンピュータグラフィクス(CG)において広く用いている弾性体モデルの1つである。しかし、共回転系弾性体のシミュレーションを行うためには各ステップで全ての要素について特異値分解を行い、回転行列を計算しなければならないため、計算時間のボトルネックの1つとなっている。本研究では、弾性体の要素のうち、サンプリングされた少数の要素についてのみ特異値分解を行い、厳密な回転行列を計算する。残りの要素の回転行列についてはクォータニオンブレンディングによって近似的に補完することによって、より高速なシミュレーションを行うことを可能とした。

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