5U-06
視覚障がい者ナビゲーションのための準天頂衛星「みちびき」を用いた位置推定システムの提案
○坂上晴信,佐藤 佳,佐藤俊太,高石一樹,木岡拓海,山下晃弘,松林勝志(東京高専)
 現在,屋外における位置推定システムとしてGPSによる測位が広く普及している.しかし,現状のGPSでは数十m程度の誤差が生じるため,視覚情報から周囲の状況判断をすることができない視覚障がい者の位置推定としては不十分である.GPSの精度を向上させる技術の1つとして,日本では準天頂衛星システムの実証実験が各地で実施されている.本研究では,準天頂衛星「みちびき」から送出されるGPS補正信号を利用し,コンパクトな受信モジュールでも高精度な位置推定が実現可能であることを報告する.また,高層ビルなど電波環境の悪い場所では,点字ブロックに埋め込んだRFIDタグを使用し,GPSによる測位を補正する方法を提案する.

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