5T-07
磁気共振方式による複数端末への非接触給電の効率と公平性に関する検討
○関 邦洋,小花貞夫,湯 素華(電通大)
携帯端末や自律可動型ロボットには半永久的な稼働が望まれるが, バッテリは有限である.一方で一般的な充電方法として, ACアダプターなどによる有線給電であるがいつでも使用できるというわけではない.そこで半永久的な稼働を実現するため,非接触給電/WPT(Wireless Power Transfer)を用いる方式が提案されている. しかし,現状で主流のRF給電では有線給電に比べ効率で大幅に劣り,実用には難しい. また,従来の電磁誘導と似た原理で動作する磁気共振方式は伝送可能な距離が比較的長くかつ効率が良いという特徴を持つが,主に1対1の環境下における研究しかされていない. 筆者らは, 磁気共振を用いた1対多のワイヤレス給電における複数端末間の公平かつ効率的な分散給電アルゴリズムを検討しており, それについて報告する.

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