情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

　地球温暖化や東日本大震災より電力危機が色濃くなり，スマートグリッドやBEMSなどが注目を浴びている．今後，マイクログリッドが相互接続され，スマートグリッドとして機能する際に新たなサービスやより効率的な運用が求められる．しかし，現在日本はベンダよりの閉じられた環境でシステムを運用している．そこで，ベンダの違いを吸収しインターネットを利用した相互通信を行い，オープンで柔軟性がある環境を開発する必要がある．その第一段階として，学内のマイクログリッドシステムのデータを使いシミュレーション環境を構築した．単一方向/双方向通信をIEEE1888プロトコルにより実現し，可視化やリモートコントロールを行えるようにした．