5R-06
複数コントローラによって管理されるOpenFlowネットワークへのグラフ分割アルゴリズムの応用
○福田伸一郎(創価大)
複数コントローラによって分散管理されるOpenFlowネットワークでは,各コントローラが共有データベースを用いてトポロジー全体の情報を把握する手法がとられる.この手法の問題点として大規模ネットワークにおいて,共有情報の量が増大する点が挙げられる.そこで,各コントローラの管理下にあるスイッチ群を抽象化された一つの頂点,これらの異なる2つのノード間をつなぐリンクを辺としたグラフを共有情報とすることによって,情報量の削減を行っている.しかし,コントローラの管理領域の決め方によって共有情報量が大きく変化する.したがって共有情報量の最小化を目的とするグラフ分割問題を定義し考察する必要がある.そこで本稿では,既存のグラフ分割アルゴリズムを様々なネットワークに適用し,コントローラ間の共有情報量の削減効果を検証する.

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