5P-07
マルチエージェント社会シミュレーションにおけるデータ同化の可能性評価の枠組み
○川口英俊(東工大),野田五十樹(産総研)
マルチエージェント社会シミュレーションにおけるデータ同化の可能性を評価する枠組みを提案し、実験により効果を確認した。社会シミュレーションのモデルは物理分野と比べて未成熟であり、そもそもデータ同化が出来るかが分からないという問題がある。そのため、データ同化の設定とそれに内包する観測データの条件や性質を調べることは重要である。提案手法は2段階ある。1つ目のステップは設定したデータ同化のパラメータ推定精度を測定する。2つ目のステップではその推定したパラメータでどの程度シミュレーションの再現性を得られるかを仮想的に評価する。抽象的な社会シミュレーションにて実験を行い、提案手法の有効性を検証した。

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