5J-02
Human Interface Guidelineに基づくGUIのユーザエラー防止性自動評価手法
○片桐健吾,小形真平,岡野浩三(信州大)
利用者によるアプリケーションの操作ミスを軽減するために,チェックボックスなどのGUI要素の整列といった,GUIのユーザエラー防止性の向上が重要である.そして,GNOME HIG (Human Interface Guideline)は,GUI要素の整列方法など,その防止性を客観的かつ具体的に評価できる項目を数多く含み,その向上に役立つ.しかし,HIGを手動で利用する場合,評価に時間がかかる.
本稿では,評価時間の削減のため,HIGに基づくGUIのユーザエラー防止性自動評価手法を提案する.提案手法では,既存のレイアウトツールから得られるレイアウトを評価対象とする.そして,位置関係やサイズなど計算して評価できる項目をHIGから抽出し,評価式として定式化する.評価結果として,評価対象の満たさない項目が得られる.

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