5H-04
大規模計算機ホログラム生成プログラムのマルチGPUを用いた高速化
○渡邉晋平,Jackin Boaz Jessie,大川 猛,大津金光,横田 隆,早崎芳夫,谷田貝豊彦,馬場敬信(宇都宮大)
 3Dディスプレイを実現する手段として計算機ホログラム(CGH)が注目されている。CGHでは特別な眼鏡を必要としたりするなどの既存の3Dディスプレイにある欠点がない。しかしCGHで3Dディスプレイを実現するにはいくつか課題がある。まず人間の目に動画をなめらかに見せるためには最低でも30fpsで表示できるようにCGHを計算しなければならない。またデータサイズが大規模になるということが挙げられる。
 本研究ではCGHが持つデータ並列性に注目し、CPUより高い並列計算能力をもつGPUを用いて高速化を図る。しかしGPUのメモリに大規模なデータが載らないため、データを分割し複数のGPUを用いることで大規模なデータに対応する。また、並列処理の最適化やストリーム処理を実装することで高速化を図る。

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