5G-08
スラックを利用した実行権移譲スケジューリングアルゴリズム
○鈴木隆元,田中清史(北陸先端大)
リアルタイムシステムにおいて、タスク応答時間の短縮は重要なテーマの一つである。本研究では特定タスクの応答時間を短縮するためのアルゴリズムを提案する。
RM 法に代表されるリアルタイムスケジューリングアルゴリズムでは、タスクの実行時間は最悪実行時間として扱われている。しかし現実のシステムではタスクの早期終了が見込まれる。本研究では早期終了により発生したスラックを特定タスクの実行時間として利用する。
また、スケジューラビリティを損ねない範囲で特定タスクのためにタスク実行権を移譲する手法も提案する。

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