5F-03
編集履歴可視化システムを用いたLearning Analytics 〜 英文ライティング教育への適応:文法エラーの難度と訂正時間の関係
○中野美知子(早大),荒本道隆(日進アドソル),吉田諭史,荊 紅涛(早大)
本研究では、主語と動詞の数・人称の一致の誤り、時制の誤り、定冠詞・不定冠詞の間違いのある、8個のパラグラフを用意した。実験参加者はエラーを検知し、各パラグラフにあるエラーを全て訂正した。編集履歴可視化システムを用いて、参加者が何回目に全てのエラーを訂正できたか、要した時間を記録した。日本人の学生にとって、どの項目が難度が高いかについては、2つの視点で考えることができる。母国語にない文法項目は難易度が高い、注意の範囲がローカルかグローバルかによる。 ローカルな視点とは、一文以内で検知・修正ができるものであり、注意の範囲が中程度で、2、3の文に注意を向けなくてはならない場合をいい、グローバルな視点とは、文章全体の意味を考え誤りを訂正しなくてはならない場合である。

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