5E-06
トレリンマ緩解のための世界日本学とディジタルディプロマシー
○沢 恒雄(遊工学研)
人類と地球上の生物にとって環境・社会・経済のトレリンマは、益々その負の遺産を増大させ後世の存続上の阻害要因を増大させている。
 日本の歴史・言語・文化は、「足るを知る文化」、「利他の社会的倫理」、「匠の有益なもの創り」などの社会的な良好な特徴を世界的に浸透させて、極端なグローバリズムとナショナリズムを生物・人類の温存のための戦略・方略として定着させてことが必須の最低条件であると確信している。
 トリレンマの緩解は、人類・生物滅亡的環境、天文学的断絶格差社会、実態・欲望肥大の博徒経済の現実を的確に解釈することが前提になり、それに対処する戦略・方略を構築できるような社会倫理観をもたねばならない。日本のみが精神的な社会倫理観を啓蒙して、施策の実践に貢献できるだろう。日本・日本文化が良質な知財として情報発信から始まる。

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