情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

筆者らはオープンデータと多様な集合知により地域課題の発見から解決までを一貫して行うシステムを構築し、川崎市宮前区で実証を行った。本システムの運用で参加者がオープンデータを基に課題分析を行い、また、データを処理して課題解決を目指すアプリケーション・サービスを考案したが、参加者のスキル、ニーズの把握や課題の特性を踏まえたオープンデータ提供の必要性が明らかになった。本論文は地域課題解決に向けて参加者が利用したオープンデータとその処理方法の検証により、ハッカソン等において参加者がオープンデータを利用して地域課題を発見・分析するプロセスを支援するためのオープンデータ提供のシステムを設計し、提案する。