5B-06
日英機械翻訳の前処理としての語順整序
○大木俊樹,横井 健(都立産業技術高専)
日本語は英語などに比べて語順の自由度が高い言語であり、同じ意味でも語順の異なる様々な文が成立する。そのため、日本語文を機械翻訳にかけた場合、語順によって異なる翻訳結果が出ることや、原文の意図と異なる意味の翻訳結果が返されることがある。そこで本研究では、日英翻訳における機械翻訳の精度を向上させるために、前処理となる語順整序の手法を提案する。本研究では、特に構文的に並立している文節に着目し、語順の入れ替えによる整序手法を検討する。本手法では、単語の削除・追加は行なわないため、原文の意味が失われる可能性は低く、安定して翻訳精度を向上させることが期待できる。

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