5A-04
エンタプライズ系業務システムの仕様をVDM++で記述する設計手法の提案
○濱野義満(富士通),宗像一樹(富士通研),鈴木庸介,野田恵子(富士通)
エンタープライズ系の業務システムの構築では、組織全体の業務処理を効率的に行うことが目的であるため、「業務処理」の仕様だけではなく、ユーザが利用する「画面動作」やユーザの「画面操作」も重要な仕様となる。今回、「業務処理」と「画面動作」および「画面操作」の仕様を、VDM++を用いて統一的に記述する設計手法のプロトタイプを作成した。当設計手法で記述した仕様は、プラットフォーム独立モデル(PIM)であり、開発基盤を更改する際に再利用できる。さらに、VDM++で記述された設計情報を実行することで、設計の不具合を発見可能である。従来レビューや実装後のテストでしか発見できなかった設計の不具合を早期に発見されることで、設計品質の大幅な向上が可能である。

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