5A-03
事例ベース意思決定理論に基づくゴール分解の数理モデル構築構想
○佐藤慎一(青学大)
ゴール指向要求分析を用いた要求獲得は,顧客のニーズ(初期ゴール)を,これから開発する情報システムで達成可能な粒度のゴール(最終ゴール)まで分解する「ゴール分解」と,ゴール分解の成果物であるゴールブラフに対して,初期ゴールの達成に最適な最終ゴール(要求)を選択する「ゴール選択」の2つの段階からなる.そのため,獲得される要求の質は,ゴールグラフの質に依存し,ゴールグラフの質は,ゴール分解の質に依存する.そして,ゴール分解の質の向上には,形式的ゴール分解方法の確立が不可欠である.そこで本稿では,事例ベース意思決定理論に基づくゴール分解の数理モデル構築の構想を述べる.

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