4ZD-04
上方に設置したセンサによる指文字認識方法の研究
○大塚友章,山崎雄太,内山健斗,水谷晃三,荒井正之(帝京大)
聾者のコミュニケーションの手段として指文字があり,これを自動的に認識して話者を支援するための研究が行われている.既存の手法では,手指の形状を話者の正面に設置されたセンサで指の形を捉え,その特徴を識別する.筆者らは,コミュニケーションの際に視界に入りにくいと考えられる上方にセンサを設置する方法を検討した.これにより設置場所の制約を改善するとともに,自然なコミュニケーションの支援が可能になると期待できる.本研究では上方に設置した深度センサとRGBカメラを用いて取得した情報を深層学習による識別器によって識別するシステムの試作を行った.本稿では試作したシステムの概要と指文字の識別精度について述べる.

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