4Z-05
英語学習の到達度のP300による客観的な評価に関する研究
○佐々木直人,道網恵佑,東野利貴,田村明日香,金岡優奈,道網亮佑,床井浩平(和歌山大)
今回は脳波を利用して客観的英語能力の評価を行うことを考えた.英会話を聞いたとき,慣れていない人は英語を日本語に変換して理解しようとするが,慣れた人は英語のまま理解するので,慣れていない人は英会話の内容を理解しようとするときに脳への負荷が大きい.ゆえに,日本語の文章と簡単な英会話を聞いた時では,理解するための思考が異なるため,P300の出現タイミングにずれが生じると考えられる.実験を行った結果,日本語の文章と簡単な英会話を聞かせた場合,後者の方が,P300の出現のタイミングが遅いことが分かった.よって,英語学習の到達度を測定する方法としては,日本語と英語を聞かせた際のP300の出現タイミングの差に注目すればよいと考えられる.

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