4U-02
列車用赤外線通信システムにおけるCMOSカメラを用いたビーコンIDの検出
○森 康祐,新美祐介,金子晋丈,寺岡文男,春山真一郎(慶大)
鉄道における移動体通信技術として鉄道における移動体通信技術としてLCXや無線LANなどが実用化されているが, これらの伝送速度は数百bps~数百Mbps程度にとどまっている. 本研究は慶應義塾大学院 SDM の春山研究室とともに, より高速なインフラとして赤外線を使った光無線通信の検討を重ねてきた. これまでのシステムでは時速300km/hで移動する列車上に搭載された通信装置をトラッキングするため, ビーコン光をCMOSカメラで捕捉・位置情報を取得してきた. しかしこの手法では複数のビーコン光を区別出来ず, トラッキング対象を誤るという問題があった. 本稿ではトラッキング精度を高めるため, ID情報を変調したビーコン光に埋め込み, CMOSカメラに接続されたFPGA上で画像処理をすることでID情報を復調する手法を検討・評価する.

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