4T-05
ピースの希少性の変化を考慮したP2Pストリーミング方式
○小島圭貴,佐藤文明(東邦大)
近年、インターネットを介した映像配信サービスの増加にともない、P2P(Peer-to-Peer)ストリーミング環境に注目が集まっている。P2Pストリーミング環境では、再生端末(ピア)は、再生に必要な分割データ(ピース)をP2Pネットワーク上の他の複数のピアから受信することで、サーバに発生する負荷を軽減できる。しかし、ピースをランダムに選択して受信するため、再生位置付近のピースの受信が間に合わない場合、再生途切れ時間が発生する。そこで提案方式では、再生位置付近を優先して受信する方式に加えP2Pネットワーク上のピースの共有状況に応じて再生位置付近のピースを選択する優先度を変更し、ストリーミング中に発生する再生途切れ時間を短縮する。

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