4L-06
文脈を用いたHuman-powered結合処理方式の提案
○中村優太,森嶋厚行,北原 格(筑波大),井ノ口宗成(静岡大),柚木玲士(筑波大)
ヒューマンコンピュテーションは,計算機では解決が困難だが人間ならば容易に解決が可能な問題の解決に有効である.このような問題の一例として,文脈を用いた結合演算がある.この演算では,ペアの結合に周囲との結合情報が必要となる場合があるため,演算を行う順序が重要となる.本稿では,文脈を用いた結合演算問題の効率的な解決のために演算処理の順序を制御する手法を提案する.具体的には,結合に必要な文脈が揃っているか判別する関数と文脈の情報を取得する関数を用いて,必要な文脈が少ないペアから処理する.提案手法の評価のために,実際の問題に提案手法を適用し,処理の順序を制御しない単純な手法との比較を行う.

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