4F-05
サポートベクトルマシンを用いた自動人相判別の検討
○玉森 聡,松井知子(統数研),相田 満(国文学研究資料館)
人相見(面相)に代表される「観相」の歴史は古く,その裾野は広い.日本における前近代・近代の相書は世界随一の残存量を誇ることからも,その知識体系の厚みが相当なものであった事は想像に難くない.しかしながら現代の占術会では人相専門の術者は稀少である.筆者らは上記現状に鑑み,観相資料の学際的研究の一環として,古典籍原本による観相学の知識体系を整理する目的でデータベース「観相トピックマップ」の構築作業を進めてきた.本研究では機械学習の分野で広く用いられているサポートベクトルマシンにより,上記データベースに含まれる顔の各部位画像から、対応する人相の吉凶の自動判別の可能性について検討する.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会