4C-04
個人に特化した室内環境制御のための快適性推定システム
○今西智哉,福田美桜,西 宏章(慶大)
家庭の電力ピークは夏冬の冷暖房の使用に伴い発生するため,冷暖房制御は家庭の省エネルギー化に効果的である.一般的に冷暖房制御を実施する場合,快適性指標を用いて個々人の快適性を一様に評価するが,温熱快適性の感じ方には個人差が存在するため,特に家庭のようなパーソナルスペースでは快適性の個人差を考慮した空調制御が必要だと考えられる.従来の個人差調査にはアンケートが用いられてきたが,定期的なアンケートにはユーザへの負担が大きいという問題があった.そこで本論文では予測成功指標ESIとESIを用いた個人に特化したアンケートフィードバックシステムを提案した.複数の実環境にEMSを構築し,本システムにより温冷感推定精度と居住者の負担軽減の両立が達成可能であることを確認した.

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