情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

本研究の目的はユーザ主導の広告モデルを提案することである。具体的には、ユーザが撮影した写真・画像そのものをユーザコンテキストを含むタグとして認識し、ユーザが持つ小さく個人的なコミュニティにおいてセマンティクスな画像タグネットワークを構築できるサービスのプロトタイプを開発する。そのサービス上に構築されたリッチなコンテキストを活用し、企業がユーザの求めに応じて提案型の広告情報を提示可能なモデルを提案する。また、ユーザの日常であるCGMへのアクティビティがセマンティクスな画像タグネットワークをリッチにする過程で、広告収入がユーザに還元される可能性について議論する。